第182話好きなのはあなた

「これは脅しではない」ジェームズは静かな口調で言った。「リソースの賢い使い方というだけだ、フォスターさん。君にもわかるだろう?」

シャーロットは黙り込んだ。不本意ではあったが、ジェームズの言う通りであることはわかっていた。

もし彼が契約を破棄すれば、わざわざ他社に彼女と取引しないよう根回しせずとも、エルドリアで彼女と協力しようとする者などほとんどいなくなるだろう。

選択肢を天秤にかけた後、シャーロットは奥歯を噛み締め、立ち上がってジェームズに従うことにした。「わかったわ。あなたの言い分を聞かせてもらう。案内して」

ジェームズはその結果に満足し、上機嫌で立ち上がってドアへと向かった。

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